常陸太田市立図書館「図書宅配サービス」

常陸太田市立図書館
「図書宅配サービス」~図書館の子育て支援~

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常陸太田市立図書館では令和3年2月「図書宅配サービス」を開始しました。
このサービスは、図書館に来館することが困難な方に対して図書館職員が本を自宅まで届けるサービスで、満1歳未満の子を育てる方もサービスの対象となっており、図書館の新たな子育て支援事業と言えます。図書館がより身近な存在になるのではないでしょうか。「図書宅配サービス」の利用者費用負担は、『無料』です。

利用登録について

「図書宅配サービス」を利用するためには、あらかじめ図書館利用カードの交付を受け、図書宅配サービス利用者として登録される必要があり、電話・FAX等で登録希望の連絡をすることで図書館職員が自宅訪問などにより登録手続きのお手伝いをしてくれます。

本貸出の申込み方法、配達について

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本貸出の申込みは、宅配サービスの利用登録がされたその日から可能です。電話・FAX等で図書館本館に申し込みます。また、インターネット予約や代理人による申し込みも可能です。本の題名・著者・出版社などが分かっていればスムーズに申し込みができます。また、要望により本のジャンルなどを伝えるだけで関連した本を探して届けてくれます。
配達は、申し込んだ本が貸出中や貸出予約の順番待ちがなければ、準備が整い次第、次の火曜日又は金曜日に配達されます。
返却は、回収に来てくれます。返却期限まえの火曜日か金曜日が回収日となり、配達の際に回収の日にちが伝えられます。

図書宅配サービス

期間

15日以内

冊数

10冊まで

手続き

宅配サービスの利用登録後
電話・FAX・郵便・インターネット

配達日

毎週火曜・金曜

回収日

返却期限前の火曜・金曜
(配達の際に回収日をお伝えします。)

子どもと絵本

「子どもと絵本」に関して館長の南さん、館長補佐の富永さん、司書の川﨑さんにお話を伺ったところ、みなさん共通して「同じ絵本を繰り返し読んであげた」とのことでした。子どもは同じ絵本を繰り返し読んでもらいたがります。それは、子どもにとってとても自然なことで、1冊の絵本に興味を持ち喜びや楽しさを確かめることができるとともに親も子どもの成長を垣間見ることができる素敵な時間だからだそうです。館長補佐の富永さんは、子育てが終わった今、赤木かん子さんの書いた『子どもを本嫌いにしない本』(大修館書店)を読んで、大人にとっては“恐怖の繰り返し読み”でも、子どもは“次はこうなるんだよな、というのを楽しみになっていて『ほらきた!』と楽しむのです。”というところを読んだときに、自分が子育てしていた頃を楽しく思い出したそうです。子育てでなかなか図書館に行けない時に「図書宅配サービス」を利用し、たくさん本を借りて、子どもがお気に入りの本が見つかるといいですね。“恐怖の繰り返し読み”も楽しみになります。

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左)司書:川﨑訓子さん 中央)館長:南宏史さん 右)館長補佐兼図書係長:富永信也さん

図書館司書にご相談ください

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読みたいけれど、どんな本があるのか分からない。どれにしようか迷ってしまう。探し方が分からない。または、子育てでなかなか本を選ぶ時間が取れないという時もあります。そのような時は、司書に相談してみてください。「図書宅配サービス」においても要望により、子どもの月齢にあわせて司書が本を選ぶなど対応してくれます。定期的に『司書おまかせの本』が届いたらとても便利ですね。

お話を伺った司書の川﨑さんは、主に児童図書を担当しています。おすすめの絵本・子育ての本、他にも図書館が所蔵する児童図書7万7千冊の中から要望に沿った本を探してもらうことができます。

図書館の子育て支援

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図書館では、「図書宅配サービス」の他にも子育て支援に力を入れています。

「ブックスタート」は、生後3ヵ月~5ヵ月のあかちゃんを対象に図書館ボランティアによる読み聞かせと、あかちゃんと楽しくあたたかい絵本のひとときをもつためのアドバイスを行い絵本2冊とトートバックをプレゼントしています。
「あかちゃんタイム」は、気兼ねなくあかちゃんを連れて図書館を利用できる時間帯を設けています。
「ママ・プレママサロン」は、あかちゃんタイムの時間帯に併せ、図書館ボランティアによる読み聞かせや妊娠・出産・育児等の本の紹介、ママさん同士の交流の場としても活用していただけます。
また、図書館本館児童コーナーで絵本の読み聞かせや紙芝居を行う「おはなし会」、子どもの読書へのきっかけとするための「ワークショップ」、おはなし会の読み手を育成するための「読み聞かせ講演会」などの事業を開催しています。

このほか、図書館では小中学校・保育園・こども園・幼稚園・放課後児童クラブへの本の団体貸出を活発に推進しており、館長の南さんは、「コロナ禍において、新たな生活様式に対応するため、学校等への団体貸出の強化により、子どもたちが図書館に出向くことなく本に触れ合える機会を維持したいと考えました。併せて、まだ学校等に行かない0歳児を育てる保護者さんに『図書宅配サービス』を利用していただくことにより、すべての子どもたちに本に触れ合える機会を持ってもらいたいと思っております。子どもたちに等しく、日常生活の手の届くところに本を届けることはとても大切なことだと思うので、コロナ終息後においても継続して力を注いでいきたい。」と話してくれました。
詳しくは、図書館にお問い合わせください。

①施設名 常陸太田市立図書館
②住所 〒313-0061 常陸太田市中城町3282
③開館時間
  • 9:30~18:00(火曜・木曜)
  • 9:30~19:00(水曜・金曜)
  • 9:30~17:00(土曜・日曜・祝日)

※宅配図書の配達:火曜・金曜

・月曜休館

④問い合わせ先 電話 0294-72-5555
⑤URL

http://www.lib.hitachiota.ibaraki.jp/

⑥図書宅配サービス
/図書館の子育て支援

【図書宅配サービス対象者】

・満65歳以上の方で図書館に来館することが困難な方
・障害者手帳を交付されている方で図書館に来館することが困難な方
・満1歳未満の子を育児することにより図書館に来館することが困難な方

【図書館事業】

子育て支援

・ブックスタート:健康づくり推進課 前期乳児相談(3~5ヵ月)後に実施
・あかちゃんタイム:毎月第1・第3木曜日、10:30~12:00
・ママ・プレママサロン:毎月第1・第3木曜日、10:30~12:00

おはなし会、ワークショップ、読み聞かせ講演会、ほか

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