お子さんとバスに乗ろう
お子さんと一緒の買い物や、習い事への送迎など、出かけるときに自家用車を使うことが多いと思います。
自家用車は時間を気にせず、好きなタイミングで移動ができますが、たまにはバスに乗って、目的地に向かってみましょう。

普段あまり利用しないバスに乗ると、さまざまなことに気づきます。
コミュニケーションがとれる
自家用車のように運転に気を取られることがありません。信号などの交通状態を気にすることなく走行中もお子さんと会話ができます。
バス停留所までの移動、バスが来るまでの待ち時間など、バスの車内以外でも、お子さんとコミュニケーションをとる機会が多くあります。また、停留所までの距離が遠い場合は、気分転換やウォーキングにもなります。
車窓の景色が楽しめる
バスの車高は自家用車よりも高く、窓の面積も広いので開放感がある景色を楽しめます。また、走行速度も自家用車に比べて遅く、のんびりした気分で移動できます。春の花々に新緑、秋を彩る紅葉など、常陸太田市の季節の移ろいをバスに乗りお子さんと一緒に感じることは、良い思い出になります。
バスの利用方法と乗車のルールやマナーが身につく
バスをはじめとした、公共交通機関は、当然家族以外の第三者も同乗します。周りの方になるべく迷惑をかけないことや、お年寄りや身体の不自由な方などへの気遣いを知るなど、ご両親をはじめ大人のとる行動から他者を思いやる心が芽生えるきっかけになります。
計画的な行動ができるようになる
バスを利用するためには、運行路線と時刻を確認し、時間に合わせて行動する必要があります。時間を考慮し、スケジュール管理ができるようになるので、先々の見通しを立てる習慣につながります。
待つことを覚えられる
バスの出発時間よりも早く停留所に行くことや、交通事情によりバスの到着が遅延する場合があるので、お子さんは「待つこと」を覚えます。
バスに乗ってみよう
◎バスに乗るまでの準備
「常陸太田市公共交通マップ」(常陸太田駅や市役所などで配布)や茨城交通株式会社のwebページで、路線図、乗車する停留所と目的地付近の停留所、そして、運行時間を調べましょう。
◎バスの乗り方
最寄りの停留所へ行きバスを待ちます。概ね時刻通りに運行していますが、交通事情により、遅延する可能性がありますので、時間に余裕を持って行動しましょう。

停留所にバスが停まり、バス側面の中央扉が開きます。

乗車口右側の整理券を取り、お子さんと手をつないで、空いている席に座りましょう。
※通勤通学などで日常的にバスの利用される方は、定期券、回数券、ICカードをご利用いただけます。

バスの前方から中央までの座席は1人掛けで、乗車口よりも後側の座席は、主に2人掛け、最後部は車両の幅全てが座席になり、複数人が座れます。

優先席(シルバーシート)
乗車口付近には優先席(シルバーシート)が設けられています。優先席の役割をお子さんに伝え、お年寄りや体の不自由な方に席を譲るようにしましょう。
座席の位置により、見える景色の変化を楽しめます。前方左側に座れば、進行方向の路面と広々とした景色が広がります。最後部の座席は、バス車内の様子を見渡すことができ、座席の後方は、大きなガラス窓があり、後続の車を見ながら遠くなる景色を眺められます。

写真上)バス前方の車窓 写真下)バス後方の車窓
また、お子さんが車中で、興奮し、はしゃいだり、大声を出したりするようでしたら、周りの乗客の迷惑にならないよう、落ち着つかせるようにしてください。
◎バスの降り方

バス車内のアナウンスは、次にバスが停車する停留所名を放送します。目的の停留所がアナウンスされたら、「降車ボタン」を押しましょう。すると、「次、停まります。ご乗車ありがとうございます。」と音声が放送されますので、降りる準備をしましょう。また、お子さんが「降車ボタン」を押したいようであれば、やらせてあげてください。

バス前方の「運賃表示機」で次に停車する停留所と運賃が表示されます。整理券番号と運賃表の番号を照らし合わせ、運賃を釣り銭が出ないように用意します。

バスが完全に停車してから、前方の降車口に進み、運賃箱に整理券、次に運賃を入れて下車しましょう。運賃の支払い方法をお子さんに教え、運賃の支払をお子さんに任せてみるのも良い体験になります。
「常陸太田駅」~「道の駅ひたちおおた」
日常的にバスを利用しない保護者の方は、バスでの長距離移動をためらわれる方もいるでしょう。そこで、お子さんと一緒に楽しめる、短い距離のバスでの移動をご紹介します。
常陸太田市内のバス路線から、土日祝日に運行する「竜神大吊橋線」を利用し、「常陸太田駅」停留所から乗車して、「道の駅ひたちおおた」停留所へ行ってみましょう。「常陸太田駅」から「道の駅ひたちおおた」までは、棚倉街道を3キロほど南下します。時間にして、10分足らずなので、バスに乗るのが始めてのお子さんとでも、気軽に楽しめる距離ではないでしょうか。

「道の駅ひたちおおた」の直売所は常陸太田市内で農業を営む方々が丹精込めて作った野菜や果物のほか、漬物などの加工品も販売しています。また、常陸太田の名産・特産品の取り扱いもありますので、お子さんと一緒に手に取ってご覧ください。

また、屋外には、お子さんが遊べるジャンボ遊具とムービング遊具があります。時間の許す限り遊具で遊びましょう。
十分身体を動かすと、お腹が減ります。フードコートやレストランで食事をして「道の駅ひたちおおた」での時間をお楽しみください。

バスを利用し、普段と違ったお子さんとのお出かけは、見慣れた景色もひと味違った印象になります。短い距離のバスでの移動が楽しめたら、少し長い距離をお試しください。
常陸太田市市内のバス路線については、「常陸太田市公共交通マップ」(常陸太田駅や市役所などで配布)や茨城交通株式会社のwebページをご覧ください。
〒313-0013 常陸太田市山下町下軍田1162-3
電話: 0294-72-2191
営業時間: 8:30~18:00
URL:http://www.ibako.co.jp/
〒313-0044 常陸太田市下河合町1016-1
電話: 0294-85-6888
営業時間: 9:00~18:00
URL:http://www.hitachiota-michinoeki.jp/page/dir000002.html